抗がん剤に意味があるかどうかの観点から、がんは4つのグループに分けられます。 1 抗がん剤で生存率が目ざましく向上したがん 急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸腫瘍、子宮絨毛腫瘍、小児がん 2 抗がん剤で生存率が向上するが第1グループほどには目ざましくない はっきりとした臓器転移が無い乳がん、再発した第1グループのがん 3 抗がん剤で生存率が上がることは疑わしいが生存率は多少延長するかもしれない。(1年以上先の生存率はしないときと変わらない) 進行した卵巣がん(3,4期)小細胞型の肺がん、臓器転移がある乳がん 4 抗がん剤が効かないがん 残り全てのがん 近藤誠著「患者よがんと闘うな」より